150年祭に向けた、彦根の新しい和菓子の共同開発~「いいかもん」~
SIFEとは国際的なNPO団体で、大学生の地域密着・社会貢献事業の企画・実施を支援しています。2007年現在、世界中の47カ国1900校を超える大学の学生がSIFEの活動に参加。
毎年、世界規模で開催される国内・世界大会に向けてこれらのプロジェクトの成果を発表しています。2007年の国内大会では見事優勝しました。
そんな滋賀大学SIFEの新たなテーマは和菓子です。
昨年行った調査により、和菓子はスーパーで買うより地元の商店や、観光のお土産として買われているということを発見。私たちは和菓子の競争力に注目したのです。
そこで、今回『井伊直弼と開国150年祭』に関連した和菓子を地元の和菓子店と協力・開発し、このイベントをさらに盛り上げていこうと思いました。
またこの和菓子を通して彦根の歴史や文化について今一度振り返る機会になればと思っています。
学生のみならず地域の人みんなで彦根市を盛りあげようと頑張る、それが滋賀大SIFEです。
いいかもんシリーズの第2弾『ハリスの接待菓子 復刻版』開国フェスタにて無事販売終了!
平成21年3月1日(日)に滋賀大学彦根キャンパス内で行われた「ひこね開国フェスタ」において、いいかもんシリーズの第二弾『ハリスの接待菓子 復刻版』の販売を行いました
販売した商品は、SIFE滋賀大チームが発案・作成した“紅茶巾餅”(べにちゃきんもち)を始め、五種類の彩り豊かな和菓子です。それぞれの商品の特徴は以下のとおりです。
- 「紅茶巾餅」…ハリスの接待菓子のうちの一つです。あんこを外郎生地で包み、春を一足先取りしたピンクのお花をイメージしています。
- 「唐饅頭」…こちらもハリスの接待菓子のうちの一つです。今回は形をそのままに、味を現代風にアレンジして、ふんわりしたスポンジの中にイチゴ餡を入れてみました。
- 「蒸気船」…第一弾で開発した“蒸気船”を、さらに作り方に工夫を加えて販売しました。黒船をイメージして作ったもので、ラムネ味のあっさりした味に仕上がっています。
あとの二つは、「花見だんご」「いちご大福」で、今回も協力、指導をいただいたわかくさ堂さんの作品です。
10:00から販売を開始し15:00までという短い販売時間でしたが、ほぼ絶えずお客さんがブースに来られる状況で、かなりの盛況ぶりでした。苦労して試作を続けた紅茶巾餅は、みためのかわいさから購入していただくお客さんや、ハリスの接待菓子を復元したという面白さから興味を持ち購入していただくお客さんが多かったです。
紅茶巾餅は110個完売、唐饅頭は80個完売、蒸気船は118個中63個を売り上げ、また準備したハリスの接待菓子についてのパネル展示を熱心に読んでいかれる方も多く満足のいくイベントでした。
今回のイベントで、直接多くの方と接し、販売していく中で、貴重なご意見やご感想を頂け、今回のイベントが滋賀大SIFEにとってより意義のあるものになったと思います。
これからも地域に向けて、学生の視点から発信していける取り組みを進めていきたいと思います。滋賀大SIFEをこれからもよろしくお願いいたします!
第二弾いいかもんシリーズ「ハリスの接待菓子 復刻版」に決定
SIFE滋賀大チームでは、いいかもんシリーズの第2弾を『ハリスの接待菓子 復刻版』とし、先日紹介したハリスへの接待菓子の中にある紅茶巾餅を作ることに決定しました。この紅茶巾餅には、正確なレシピが残っていないため、想像で作る部分が大きく、様々な方法を試すことになりました。
10回を超える試作を行い、模型通りの「ひだ」が作れるよう努力しましたが、なかなか思うような形になりませんでした。和菓子製作でご協力いただいている、四番町スクエアのわかくさ堂さん、「ハリスへ贈られた接待菓子」を復元製作した虎谷文庫・中山さんからのアドバイスで、外郎を使った生地を使ってみたところ、形には苦労したものの、味も口ざわりもまろやかでおいしいお菓子が出来ました。
この第二弾の和菓子は、「ひこね開国フェスタ」にて売り出します。(価格は当日お知らせします。) 幕府からハリスに贈られた、優美な和菓子を味わってみませんか? みなさんのお越しを心よりお待ちしています。
「ひこね開国フェスタ」
日を追うごとに変化しているのがお分かりいただけるでしょうか。かなり遠回りをしたかもしれませんが、和菓子作りの大変さをあらためて実感しました。
ハリスへの接待菓子
夏の和菓子の販売が終わり、私達滋賀大学SIFEは現在、3月に売り出す和菓子のアイデアを考えています。今回はその工程の中で、調べたこと・学んだことをご紹介したいと思います。
和菓子は、古くから菓子として日本に存在し、中国の文化・そして西洋の文化を時代の流れとともに取り入れながら発展してきました。
そんな日本伝統の和菓子は、外国からの要人をもてなす際にも接待菓子として提供されていたそうです。
タウンゼント・ハリスも、そうした和菓子の接待を受けた一人でした。
タウンゼンド・ハリスは、安政3年(1856)初代米国総領事として下田に着任、2年後日米修好通商条約締結を成し遂げた人物です。条約交渉締結のため、日本を訪れ下田から江戸に到着したハリスの下に、将軍からの贈り物が宿舎に届きました。右の写真が、ハリスが受け取った接待菓子の模型です。
様々な種類の干菓子や蒸菓子が、美しく色鮮やかに並べられたその贈り物を見て、ハリスも、「私は、それらを合衆国に送ることができないことを、大いに残念に思う。…」(坂田精一訳『ハリス日本滞在記』岩波文庫より) といった記述を残しています。
和菓子は、昔からその美しさで多くの人々の心を動かしてきたのですね。
3月にどのような和菓子ができるのか、ご期待ください。
8月3日のあんどんフェスタで、『いいかもん』第一弾の販売開始イベントを行いました
滋賀大SIFEと地元和菓子店との初めてのコラボ商品は、夏の季節を意識した水まんじゅうの和菓子です。餡を水色のブルーハワイ餡にして、その上に黒船を型どった餡子をのせて葛で包みました。
『泰平の 眠りをさます正喜撰 たった四杯で 夜も眠れず』
高級茶『正喜撰』を『蒸気船』に重ね、黒船の来航で夜も眠れないという有名な狂歌から、この和菓子の名前を『蒸気船』と命名しました。
当日200個の限定販売だった『蒸気船』は見事完売し、ラムネ味のさっぱりした味わいを多くの人に楽しんで頂きました。
『蒸気船』は、四番町スクエアのわかくさ堂にて9月上旬まで販売しています。
是非新しい味わいを楽しんでみてください。




