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将軍に献上していた「近江上布」の魅力を再発見

平成21年11月28日(土)13:00~
ビバシティ彦根
近江上布つぐむ会
江戸時代に入り、彦根藩から大いに奨励され、将軍家にも献上され、近江商人により全国に広まった「近江上布」。その伝統と技術は、今も職人により引き継がれています。近江上布の魅力を広く知っていただくと同時に、背景にある彦根藩とのかかわりも講習会で検証します。

彦根市役所ロビーにて近江上布新作発表展示会

12月14日〜18日まで、彦根市役所1階ロビーにて「近江上布新作発表展示会」を行っています。時間は8:30〜17:15です。


近江上布は、江戸時代に彦根藩から大いに奨励、将軍家にも献上されていました。
また、近江商人が全国に広げ、その伝統と技術は、今も職人の手により引き継がれています。豊かな琵琶湖と先人の知恵が育んだ「近江上布」の魅力について、幅広く知ってもらうため、わたしたち『近江上布つむぐ会』が、近江上布の魅力を再発見していただく催しを開催します。
近江上布つむぐ会には、稲枝在住の近江の名工(大西、因幡)現代の名工(河合)が所属しており、今回、それぞれの分野で活躍している名工が、連携し近江上布を活用した新商品を開発しました。
職人肌の名工たちが、伝統技術、地域の歴史を活用した「まちおこし」を旗印にコラボをしたことは、非常に珍しく、価値あるものと自負しています。

名工たちの紹介 滋賀県技能者表彰 おうみの名工

大西實(おおにし みのる)

平成17年表彰。
かすり染の中でも型紙なせん法を修練し、よこ糸だけで柄が作れるためデザインが命である近江上布の魅力を引き出す能力が秀でている。また、機械織の直線のみのデザインではなく、近江上布の風合いを出させる曲線や微妙な色の濃淡を表現できる手織りにこだわっている。平成16年には自社ブランド「新之助上布」を立ち上げ、東京(有楽町、池袋)での展示会を通じて、固定客もおおい。大西新之助商店(彦根市新海町)。

因幡稔(いなば みのる)

平成17年表彰。
竹べらを用いた浮かし貼技能(芯を布に貼り付ける工程)を修練し、作業効率と布の風合いを両立させた。また、袋物の見栄えのポイント、型崩れのなさを決める「芯の選別技能」と垂直方向に立たせる「手元と手のつなぎ技法」に秀でている。その技能は、デザインを重視する多くのメーカーが信頼している。平成18年には自社ブランド「和心日和」を立ち上げ、大阪ギフトショーでの展示会に出展している。因幡創作袋物(彦根市田附町)。

河合透(かわい とおる)

人々の生活と切り離すことの出来ない花をより優雅に美しく、より芸術性の高いものでありながら、親しみやかいデザインをモットーとして取り組む。1級フラワーデザイナー、1級フラワー装飾技能士を取得。和の感性を基調として、繊細かつ斬新で、特にフラワーアレンジメントを得意とし、その作品は国内はもとより海外からの評価が非常に高い。(株)アルファフローリスト(彦根市肥田町)。

イベントレポート

第1部 近江上布の魅力にせまる 於)ビバシティ研修室1・2

「近江上布のルーツを探る」と題し、叡山学院名誉教授の渡邊守順先生をお招きし、基調講演を行いました。
参加者は、100名を超え、立ち見が出るほど多くの方に来ていただきました。

第2部 匠の技の融合 於)ビバシティ彦根 センタープラザ
現代の名工 河合透、近江の名工 大西實、因幡稔3名工のコラボレーションによる新作鞄の発表会を行いました。
ご来賓には、藤井副市長と井伊直弼と開国150年祭実行委員会中嶋理事に、お越し頂きご祝辞を頂戴しました。

スペシャルゲストとして応援に「ひこにゃん」が、かけつけてくれました。
あいかわらずの大人気でした。

そして、いよいよ「近江上布」の新作かばんのご披露目です。

ステージ前には、20個の新作鞄がずらりと並び、会場から歓声が……

新作発表の後は、現代の名工・近江の名工による実演や体験教室が行われました。
トップバッターは、フラワーデザイナーの河合透さんです。

先ほどの新作鞄を花器にみたてての斬新なフラワーアレンジメントです。
ひこにゃんも匠の技に酔いしれていました。

次は、近江上布の実演 大西實さんです。会場の手織りの機織り機が設置され、たくさんの参加者が、体験されていました。

そして、手作り和装袋物製造をされている因幡稔さんの登場です。
長年の経験と技術が必要となる竹べらによる浮かし貼の技術について、説明されました。

イベントの締めくくりは、稲枝青楽団とゆるキャラ®による楽しい近江上布のファッションショーを行いました。まず最初は、近江上布の独特の風合いを活かした着物と新作鞄が登場です。
着物と近江上布のデザインがベストマッチングしています。

次は、近江上布の浴衣です。大西新之助商店の浴衣、帯とも色が美しいです。稲枝青楽団のみなさんもポーズが決まっています。
近江上布は、室町時代から生産され、広く庶民に親しまれていたそうです。
江戸時代になると、将軍家への献上品として用いられ、近江上布の名声は、さらに広がりました。

続きましては、麻のジャケットです。あさ独特の質感は夏に着ても厚くなく涼しげです。着ていますのは、滋賀大学谷口ゼミ生で「カモンちゃん」の世話係 松尾くんです。
使うほどに柔らかく、肌になじむようになってきますし、唯一、難とされるシワも麻の特徴とすれば味として楽しんでいただくことができます。

がらっと雰囲気を変え、新作鞄を持った和装のモデルさんが登場です。
そして、続いて、ビバシティの人気物「ビバッチェ君」、彦根のアイドル「カモンちゃん」、ひこにゃんの親衛隊「ひこちゅう」が続々とステージに……

ひこちゅうは、なんと赤ふん姿で現れました。

ここからは、稲青楽団の愉快な仲間達が、ふんどし姿で登場です。
ふんどしは、大切な日本の文化です。祭りの時などは、ぐっと締め上げる六尺ふんどしですが、青楽団の物は、日常ゆったりはける「越中ふんどし」です。ゴムによる締め付けがないので、体に感じるストレスを軽減し免疫力を活発にします。

稲枝青楽団では、今年の1月に大西實さんを講演会の講師として迎えたのきっかけで、近江上布のふんどしを作ってみようということになり商品化し、新聞等にも掲載され全国にリーピーターがいるほどの人気商品になっています。
ファッションーの最後は、素敵な近江上布のドレス姿で登場です。
滋賀県伝統の近江上布は、時代の洋装への変化にも対応し、今も形を変え輝き続けています。

そして、フィナーレは、今回出演のモデル全員が集合しました。
会場は、大きな拍手に包まれました。

今後も近江上布の素晴らしさ、名工の技を活用したまちづくり活動を行っていきたいと思います。これで、近江上布つぐむ会が終わるわけではありません。むしろこのイベントが出発点となりますので、今後の私達の活動を大いにご期待ください。

今回の新商品20個限定で製作しました。当日12個が既に売約済となってしまいました。彦根、滋賀県の関係者へのご挨拶に使用しますが、若干数の余裕が考えられます。原価のみの提供で今回限りの価格10,000円でご提供しますので、ご希望の方はご連絡ください。しかし、完売の節はご了承くださいね。

現在販売中の商品(先着順となりますので、完売の場合もございます)
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お問い合わせ

近江上布つむぐ会

彦根市稲部町607-1 稲枝商工会内
TEL: 0749-43-2201(担当: 山口)

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