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直弼二十二景

第十六景 いろは松

彦根城天守の東、佐和口多聞櫓へと向かう通りの松並木は「いろは松」と呼ばれています。

昭和28年(1953)に公開された映画「花の生涯 彦根篇・江戸篇」の冒頭部分に、いろは松が登場します。

直弼の生涯を描いた舟橋聖一著の小説「花の生涯」を原作にしたもので、高田浩吉演じる主膳と淡島千景演じるたか女が、初めて言葉を交わす場所です。
まだ直弼(松本幸四郎)に面会が叶わない主膳に、たか女が話しかけ直弼の話題に触れます。直弼と直弼を取り巻くドラマがいよいよ始まるという貴重なワンシーンです。

路面は現在のように舗装されていませんが、木の間に見え隠れする櫓や、堀と調和して立ち並ぶ様子はほぼ変わっていないことがわかります。

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