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直弼二十二景

第十九景 直弼かるた

かるた遊びを通して、郷土の偉人である直弼の生涯や業績を広く知ってもらいたいと彦根城博物館が子ども向けに制作したのが「直弼かるた」です。
読み札の句はすべて同館の学芸員が考案し、あわせて句についての簡単な説明も記載。市内の小学校教諭の助言も得て、子どもにもわかりやすい言葉づかいになっています。
例えば『や』の句では『柳の木 なびくすがたに こころよせ』とあります。続けて『直弼は、若いころから、風になびいても折れることのない柳の木を気に入っていました。屋敷に植えたり、自分の別名に使ったりしています。しなやかな柳のようになりたいと思っていたのでしょう。』と紹介。若き直弼が自身をなぞらえた柳のことを紹介しています。
また、直弼の家族やゆかりの人物にも広く親しんでもらおうと、絵札には、直弼の腹心だった長野義言(主膳)や家臣の宇津木景福の肖像画を使ったものもあります。
付録の解説書では、博物館の図録などを掲載しながら、さらに詳しく句の背景を紹介しています。
鉄三郎と呼ばれた幼少時代、母との死別、茶の湯や陶芸を極めようとした心、藩主として村人の生活をくまなく見て回ったことなど、札をめくり、解説書をひもといていくことで見えてくる直弼の姿があります。子どもだけでなく、ぜひ大人にも手にとってほしいかるたです。

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